シルバーリーフとパープルピンクの花のコントラストが美しいレウコフィルム。
レウコフィルムは、満開の頃には木全体をバープルピンクに染めるほど沢山の花を咲かせます。葉も枝も爽やかなイメージで、年間を通して美しいシルバーリーフを楽しむことができます。
レウコフィルムは、湿度を感知して花を咲かせる性質があるため、バロメーターブッシュとも呼ばれているそうです。
レウコフィルムは、夏の暑さや乾燥に強く、特別なお手入れをしなくても美しい自然樹形になるため、とても育てやすく美しい常緑低木です。
レウコフィルムの基本情報
園芸分類 | 庭木・花木 | ||
形態 | 常緑低木 | 原産地 | 北アメリカ |
草丈/樹高 | 120~250cm | 開花期 | 5~7月、10~11月 |
耐寒性 | やや強い(-5℃) | 耐暑性 | 強い |
レウコフィルムの栽培環境
日当たり・置き場所
レウコフィルムは、日当たりを好みます。過湿を嫌うので、風通しの良い場所で育てることによって、過湿になることを防ぐことができます。
庭植えの場合も、鉢植えの場合も、一日中、日が当たる場所で育てるようにします。鉢植えの場合、真夏は、西日の当たらない半日陰の場所に置くと良いです。
レウコフィルムは、マイナス5℃くらいまでなら戸外で冬越しをすることができます。ただし、霜が降りるような場合は、株元をマルチングしてあげるか、鉢植えの場合は室内で管理すると安心です。屋外で管理をすると、冬に葉を落とすことがありますが、春になると新芽が出て花を咲かせてくれます。
用土
レウコフィルムは、乾燥を好み過湿を嫌うので、水はけの良い土で育てるようにします。
土を配合する場合は、赤玉土6:腐葉土3:川砂1の割合で配合すると良いです。
市販の一般的な草花用培養土を利用すると便利です。市販の草花用培養土を利用する場合も、水はけを良くするために川砂を混ぜておくと安心です。
㈱花ごころさんの培養土を使用しています。
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通気性・排水性に優れていて、なおかつ保水力も良好です。効き目が穏やかで肥効効果の長い肥料が配合されているので、元肥を混ぜる手間なく、すぐに使用することができます。天然有機のフカフカな土がとても扱いやすいです。
水やり
レウコフィルムは、乾燥気味の環境を好みます。水のやり過ぎは根腐れの原因となるので注意が必要です。
庭植えの場合、しっかり根づいたあとは、自然に降る雨だけで大丈夫です。乾燥に強いとはいえ、真夏に晴天が続いて土が乾燥したときは、たっぷりと水やりをします。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。過湿に弱いので、梅雨時期は軒下へ移動して管理をすると安心です。
肥料
レウコフィルムは、やせ気味の環境を好むので、肥料がなくても育つことができます。
肥料を与える場合は、緩効性化成肥料を春と秋に1回ずつ与えるか、液体肥料を半月に1回与えるようにします。ただし、真夏の追肥は控えます。
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ハイポネックス原液は肥料、リキダスは活力剤です。ともに、さまざまな植物に与えることができ、初めてでも安心して使用することができます。希釈して使用するのでお財布にも優しいです。
レウコフィルムの育て方
植えつけ・植え替え
レウコフィルムの植えつけ・植え替えは、成長期の春から秋に行うことができます。
庭植えの場合、植え替えの必要はありません。
鉢植えの場合、比較的生育がゆっくりなため、2~3年に1回植え替えをすると良いです。
剪定
レウコフィルムの剪定の適期は、花が終わった11月頃です。花後に剪定をすることによって、新しい芽や葉の成長を促すことができます。
レウコフィルムの剪定は、株全体を刈り込むというより、伸びすぎた枝を整える程度で大丈夫です。伸びすぎた枝を半分の長さまで剪定すると、新しい芽が出るのを促すことができます。
ふやし方
レウコフィルムは挿し木で増やすことができます。
挿し木の適期は5~6月です。
しっかり固まった新芽を選び、10~15cmほどの長さにカットして挿し木します。
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