【ヒメクチナシ】グランドカバーにも!コンパクトにまとまるガーデニアの育て方

ヒメクチナシ ヒメクチナシ
スポンサーリンク

三大香木のひとつである、甘く濃厚な香りが魅力のクチナシ。

クチナシは6月~7月頃の初夏に花を咲かせ、甘い香りで夏の訪れを知らせてくれます。

三大香木とは、香りの強い花をつける3つの樹木のことで、春は「沈丁花(ジンチョウゲ)」、夏は「梔子(クチナシ)」、秋は「金木犀(キンモクセイ)」です。冬の「蝋梅(ロウバイ)」を加えて、四大香木とも呼ばれています。

ヒメクチナシは、クチナシの矮性品種です。横に伸びる枝が土に触れると、節から根を出して根付くので、グランドカバーとして育てることもできます。

ヒメクチナシは、クチナシより花や葉が小さく「コクチナシ」や「ガーデニア」とも呼ばれています。小さな花から漂う香りの強さが魅力です。

コンパクトにまとまるので、手入れがしやすく、育てやすい低木です。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

ヒメクチナシの基本情報

園芸分類  庭木・花木
形態常緑低木  原産地中国  
草丈/樹高30~50cm開花期  6月~7月  
花色栽培難易度(1~5) 2  
耐寒性普通耐暑性強い   

ヒメクチナシの栽培環境

日当たり・置き場所

ヒメクチナシは、日当たりと風通しの良い場所を好みます。

ある程度の日陰でも育ちますが、日当たりが足りないと花つきが悪くなります。

強い西日を避けた、半日陰で育てると良いです。

用土

ヒメクチナシは、水はけが良く肥沃な土を好みます。

土を作る場合は、赤玉土(小粒)6:腐葉土4の割合で配合し、水はけと水持ちをよくするために軽石を少量混ぜると良いです。

鉢植えの場合は、市販の草花用培養土でも育てることができます。

㈱花ごころさんの培養土を使用しています。

◆花も野菜も上手にできる「特選有機花ごころ培養土

通気性・排水性に優れていて、なおかつ保水力も良好です。効き目が穏やかで肥効効果の長い肥料が配合されているので、元肥を混ぜる手間なく、すぐに使用することができます。天然有機のフカフカな土がとても扱いやすいです。

水やり

ヒメクチナシは、乾燥を嫌うので、水切れには注意が必要です。

庭植えの場合は、自然に降る雨だけで大丈夫です。ただし、暑い時期に水切れをすると葉焼けをおこしてしまうので、土が乾ききったときは、たっぷりと水やりをします。

鉢植えの場合は、土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをします。暑い時期は、涼しい時間帯の朝夕に水やりをします。

肥料

ヒメクチナシの肥料は、年に2回施します。

2~3月頃に、寒肥として、緩効性化成肥料か固形の油かすを施します。さらに腐葉土をすき込むと良いです。

また、花が終わった7月頃にも同様に、緩効性化成肥料か固形の油かすを施します。

寒肥とは?

かんごえ、かんぴと読みます。冬の間、主に休眠している庭木や果樹に与える肥料です。春に元気な新芽を出させるための栄養補給のような役割をします。根を傷めないように冬の間に肥料を熟成させて、成長が始まる春に根に吸収させたいので、ゆっくりと効いて植え替えをしない樹木の土壌改良にもなる有機質肥料がおすすめです。

引用元:サカタのタネ

ヒメクチナシの育て方

植えつけ・植え替え

ヒメクチナシの植え付けや植え替えは、生育期の4月~5月、または暑さが落ち着く9月頃に行うと良いです。

根を切らないように注意をしながら、根鉢を少し崩して、植え付けをします。

庭植えの場合は、根鉢より一回り大きな穴を掘り、たっぷりと腐葉土をすき込んでから植え付けをします。環境が合えば、植え替える必要はありません。

鉢植えの場合は、根詰まりを起こしてしまうので、2~3年に1度は植え替えをします。鉢底から根が出てきていたり、水がしみ込みにくくなってきたら、植え替えのタイミングです。

剪定

ヒメクチナシの花芽は、花後に伸びた枝の先に付くので、剪定を行う場合は、花が終わったら出来るだけ早く行います。

ただし、自然に樹形が整うので、大きな剪定をする必要はありません。混み合った枝や枯れた枝を、枝分かれしているとろこで切り取るようにします。

また、株の根元から勢いよく伸びるひこばえは、必ず根元から切り落とします。

ひこばえ

樹木の根元にある不定芽から出る徒長枝のことで、一名やごともいう。成長力が旺盛(おうせい)なため幹の肥大が悪くなるので、ひこばえが伸び出したらすぐに切除することが望ましい。「ひこ」は曽孫(ひこ)からきた語。やごはその愛称で、地方によってはやご吹きともよぶ。

引用元:コトバンク

ふやし方

コクチナシは、株分けと挿し木で増やすことができます。

株分け

ヒメクチナシは、横に伸びる枝が土に触れると、節から根を出して根付く性質があります。

根が付いた枝を切って株分けで増やすことができます。

適期は、生育が始まる3月~4月です。

挿し木

その年に伸びた枝を10~15cm位になるように切り分け、切り口を斜めにカットします。切り口を斜めにカットすることによって、吸水面を広くすることができます。

挿し木の下1/3にある葉を取り除き、数時間水揚げをしてから、挿し木用土に挿します。

最適期は、開花期の6月~7月ですが、生育が始まる3月~4月と、暑さが落ち着く9月頃にも行うことができます。

Photo Gallery

ヒメクチナシ
2023年7月8日 10.5cmポット苗が届きました。
ヒメクチナシ
2023年7月9日 スリット鉢へ植え付けました。
ヒメクチナシ
2023年11月16日
ヒメクチナシ
2024年4月18日

コメント

タイトルとURLをコピーしました