ハイポネックス液肥とリキダスを別々に与えていませんか?
混ぜて使えば、与える手間が1度で済み、水道代の節約にもなります。
面倒だから1度で済ませたい!水道代がもったいない!と思う方へ、植物のお世話がグンとラクになる方法をご紹介します。
ハイポネックス液肥とリキダスとは
ハイポネックス(HYPONeX)さんから発売されていて、ホームセンターなどでもよく見かけますが、違いが分からない、使い分けが分からない方もいらっしゃると思います。
ふたつの違いは、ハイポネックス液肥は「肥料」で、リキダスは「活力剤」という点です。
人間でいうと「肥料=薬」「活力剤=サプリメント」のようにイメージすると分かりやすいと思います。
ハイポネックス液肥(原液)
液肥とは液体肥料のことで、原液を水で希釈して使用するのが一般的です。液体なので、根からすぐに栄養を吸収できます。即効性に優れていますが、持続性には劣ります。
植物の生育にとって基本となる栄養素は「窒素」「リン酸」「カリ」です。ハイポネックス原液はこの基本となる栄養素(三大栄養素)が「6:10:5」の割合で含まれています。また、三大栄養素をはじめ、植物の生育に必要な15種類の栄養素がバランスよく配合されているのが特徴です。
水に薄めて濃度を調整できるので、花・庭木・果樹・芝生・観葉植物・球根など、さまざまな植物に与えることができます。初めてでも安心して使用できるのでオススメです。
リキダス
活力剤とは、植物に活力を与える成分を含むもので、植物の生育を活性化する成分を三大栄養素の他に適量配合したものなどの総称です。
リキダスは、植物の生育に必要な養分の吸収を高めるコリン、フルボ酸、アミノ酸、各種ミネラルを配合した活力液です。また、カルシウムが多く含まれているので、カルシウム欠乏症を予防してくれます。
根張りを良くし、根の活着を促進するので、植え付けや植え替え時の根の活力アップや、暑さ寒さ対策に使用すると効果的です。
ハイポネックス液肥とリキダスの使い方
ハイポネックス液肥とリキダスは、併用するだけで相乗効果があると公式ホームページに記載があります。ハイポネックス液肥の肥料成分は、リキダスと一緒に使うことによって、根が効果的に肥料成分を吸収しやすくなるのです。
観葉植物に与える場合、1リットルの水に対して、ハイポネックス液肥は2ml・リキダスは5ml使用します。1本800ml入りのものが、ホームセンターでは1,000円弱で売られているので、コストパフォーマンスの高さにも優れています。
相乗効果が期待できるのであれば、ハイポネックス液肥とリキダスを一緒に与えたいと思いますよね。
ですが、それぞれ希釈液を作って与えていては、希釈する手間が2倍かかり、水道代も2倍かかります。鉢がたくさんある場合や、広い面積の花壇に与える場合は、なおさらで、1度に両方与えたいと思うのは至極当然のことだと思います。
ただし、リキダスのボトルに「化学反応を起こすことがありますので、別々にお使いください」と注意書きがあるように、ハイポネックス液肥とリキダスの原液同士を混ぜると、化学反応を起こし、白濁のゲル状の物質が出来てしまします。
この物質は不溶性なので水では溶けません。株元に与えても特に問題はなく、緩効性肥料として徐々に土壌に吸収されるそうです。
液肥の優れた即効性を期待するのであれば、最初に原液同士を混ぜるのは避けましょう!
最初にリキダスを入れ、規定量の水で希釈し、出来上がった希釈液にハイポネックス原液を入れよくかき混ぜます。すると、ゲル状の物質になるのを回避することができ、即効性のある透明な溶液を作ることができます。
まとめ
ハイポネックス液肥とリキダスを混ぜて与える方法をご紹介しました。
「リキダスの希釈液を作って、そこへハイポネックス原液を加える」これさえ守れば、手間が省け、水道代の節約にもなります。
生き生きとした植物の姿を観るために、是非ラクな気持ちで植物のお世話を楽しみましょう♪
コメント