早春のまだ寒さが残るころに、空色の小さな可愛らしい花を咲かせるリバノチカ。
白い花びらの中央に空色のストライプ入った小花は可憐で、清楚な雰囲気が魅力です。
早春のまだ寒さが残るころから花を咲かせることから、氷の妖精と呼ばれています。また、春の到来をいち早く伝えてくれることから、春の妖精と呼ばれることもあります。
リバノチカは、植えっぱなしでも、毎年綺麗な花を咲かせてくれます。寒さに強く、丈夫で育てやすい植物です。
リバノチカの基本情報
引用元:みんなの趣味の園芸
園芸分類 球根 形態 多年草 原産地 コーカサス、トルコ、レバノンほか 草丈/樹高 10~15cm 開花期 2月~4月 花色 白地に青の筋が入る 栽培難易度(1~5) 3 耐寒性 強い 耐暑性 普通(夏は休眠)
リバノチカの栽培環境
日当たり・置き場所
リバノチカは、日当たり・風通し・水はけの良い場所を好みます。
冬の寒さに当たることで開花をするので、冬でも戸外で管理をします。
夏の高温多湿にやや弱いので、夏の休眠期は、庭植えの場合、グランドカバーなどほかの草花で覆われる場所を選ぶと良いです。鉢植えの場合、日陰~半日陰の風通しの良い場所で管理をすると安心です。
用土
リバノチカは、水はけの良い土を好みます。一般の草花用培養土でも問題なく育てることができます。
㈱花ごころさんの培養土を使用しています。
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水やり
庭植えの場合は、自然に降る雨だけで大丈夫です。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。
花が終わったあとも球根の成長が続くので、葉が枯れるまで水やりを続けます。
夏の高温多湿で球根が腐りやすいので、休眠期の夏は断水をします。
休眠から覚め、芽が出てきたら、通常の水やりに戻します。
肥料
庭植えの場合は、植えつけのときに元肥を施せば、追肥を与えなくても育てることができます。
鉢植えの場合は、芽が出てから花後も、葉が自然に枯れるまで、月に2回ほど液体肥料を与えるようにします。
肥料を与えることによって、花つきをよくしたり、球根の成長を促すことができます。
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リバノチカの育て方
植えつけ
植えつけの適期は10月~11月頃です。
朝晩の気温が低くなり、紅葉が見ごろを迎えるころを目安にすると良いです。
鉢植えの場合、間隔は2~4cmくらい、深さは2~3cmくらいで植えつけをします。
庭植えの場合、間隔は3~5cmくらい、深さは5~8cmくらいで植えつけをします。
リバノチカは、ひとつひとつの株が小さいので、群生して咲かせた方が見応えがあります。株間を詰めて密に植えると良いです。
花がら摘み
タネをとらない場合、咲き終わった花は、早めに花がらを摘み取ります。
咲き終わった花をそのままにしておくと、タネを作ることに栄養を取られてしまします。
花がらを摘み取ることによって、栄養を球根に送り、球根の成長を促すことができます。
葉は自然に枯れるまで切り取るのはNGです!
花が終わったあとも、葉を茂らせることによって光合成をし、球根の成長を促します。
葉を切り取ってしまうと、球根に栄養を蓄えることができなくなるので、葉が自然に枯れるまでは、切り取らないようにします。
植え替え・掘りあげ
リバノチカは、植え替えの必要はなく、むしろ植えっぱなしのほうが、生育がよくなるようです。
ただし、自然分球でどんどん増えるので、やがて窮屈になり、花つきが悪くなってしまいます。鉢植えの場合は2~3年に一度、庭植えの場合は4~5年に一度、球根を掘りあげて、植え替えをしてあげると良いです。
掘りあげの適期は、梅雨入り前の6月頃です。
掘りあげた球根は、土を落として、枯れた葉や根を取り除きます。2~3日ほど日陰でよく乾かします。植えつけるまで、ネットなどに入れて、風通しの良い涼しい日陰で管理をします。
ふやし方
リバノチカは、植えっぱなしにすることで、自然分球やこぼれダネで増やすこともできます。
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