小さな花とハート型の花弁が可愛らしく、落ち着いた深いピンクの色合いがおしゃれなガイラルディア・グレープセンセーション。
ガイラルディア・グレープセンセーションは、原種系のガイラルディアの一種です。
春の終わりころから11月頃まで花を咲かせてくれるので、長い期間花を楽しむことができます。また、花が散ったあとに残るボール状の花芯も可愛らしく、その姿を楽しむこともできます。
葉や茎が細く、優しい雰囲気をもつガイラルディア・グレープセンセーションですが、暑さ寒さに強く、丈夫で育てやすい宿根草です。
ガイラルディア・グレープセンセーションの基本情報
MEMO
原種系のガイラルディア
低く茂る株から、花茎がすっと伸びて、5cmほどの小さな花を咲かせる
風に揺れる様子がとても可憐
春の終り頃から秋にかけて、次々と花を上げて長期間楽しめるDATA
引用元:おぎはら植物園
- 花期;晩春~秋
- 草丈;約 45cm
- 耐寒性;約 -8℃
- 耐暑性;強
- 日照;日向
- 原産地;アメリカ南部
ガイラルディア・グレープセンセーションの栽培環境
日当たり・置き場所
ガイラルディア・グレープセンセーションは、日当たりと風通しの良い場所を好みます。
暑さには強いですが、多湿は苦手なので、株が蒸れないように注意が必要です。
用土
ガイラルディア・グレープセンセーションは、水はけの良い土を好みます。
庭植えの場合、水はけが悪いようなら、腐葉土を混ぜ込んで水はけを良くしておきます。
鉢植えの土を配合する場合は、一般的な赤玉土7:腐葉土3の割合で配合をします。水はけを良くするために、少量の軽石や鹿沼土を混ぜると良いです。
市販の一般的な草花用培養土でも十分に育てることができます。
㈱花ごころさんの培養土を使用しています。
◆花も野菜も上手にできる「特選有機花ごころ培養土」
通気性・排水性に優れていて、なおかつ保水力も良好です。効き目が穏やかで肥効効果の長い肥料が配合されているので、元肥を混ぜる手間なく、すぐに使用することができます。天然有機のフカフカな土がとても扱いやすいです。
水やり
ガイラルディア・グレープセンセーションは、乾燥した環境を好みます。
庭植えの場合、しっかり根づいたあとは、自然に降る雨だけで大丈夫です。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。
肥料
ガイラルディア・グレープセンセーションは、肥料をあまり必要としません。
肥料を与え過ぎると、葉ばかりが茂ってしまい、花つきが悪くなってしまいます。
植えつけをするときに元肥として緩効性化成肥料を施せば、追肥の必要はありません。
ガイラルディア・グレープセンセーションの育て方
植えつけ
ガイラルディア・グレープセンセーションの植えつけの適期は、3~4月と9~10月です。
蒸れに弱いので、株と株の間隔を広めに取るようにして植え付けをすると良いです。
花がら摘み
ガイラルディア・グレープセンセーションは、花つきが良いので、花がらを摘まなくても次々と花を咲かせてくれます。
ただし、こまめに花がらを摘み取ることによって、タネを作ることに栄養が取られるのを防ぐことができ、株の体力を消耗せずに済みます。
また、花がらや枯葉をこまめに摘み取ることによって、風通しをよくすることができ、病害虫の予防にもつながります。
切り戻し
大きく育ちすぎて、株の形がくずれてきたら、切り戻しをして形を整えてあげます。
梅雨入り前に切り戻しをすることによって、株の蒸れを防ぐことができます。
また、夏までに切り戻しをすることによって、秋にはバランスの良い草姿で花を楽しむことができます。
晩秋になり、花が一通り咲き終わったら、株元まで切り戻しをします。
ガイラルディア・グレープセンセーションは、冬は成長を止め、地上部を枯らして冬越しをします。春になると新芽が芽吹き始めます。
植え替え
ガイラルディア・グレープセンセーションの植え替えの適期は、植えつけと同じ春(3~4月頃)と秋(9~10月)です。
庭植えの場合は、2~3年に一度、株分けをかねて植え替えをしてあげると良いです。
鉢植えの場合は、根詰まりをしやすいので、毎年植え替えをしてあげると良いです。
ふやし方
ガイラルディア・グレープセンセーションは、株分けとタネまきで増やすことができます。
株分けの適期は、3~4月と9~10月です。植え替えと一緒に株分けをすると良いです。
環境が合えば、こぼれ種でも増えてくれます。
コメント