ピンク色のつぼみと白い花が可愛らしく、甘い香りが魅力のハゴロモジャスミン。
暑さに強く、病害虫の被害を受けにくいため、育てやすいつる性植物です。
ハゴロモジャスミンの基本情報
園芸分類 | 庭木・花木 | ||
形態 | つる植物 | 原産地 | 中国雲南省 |
草丈/樹高 | 2m | 開花期 | 4~5月 |
耐寒性 | やや強い | 耐暑性 | 強い |
ハゴロモジャスミンの基本情報
日当たり・置き場所
ハゴロモジャスミンは、日当たりと風通しの良い場所を好みます。
春から秋までは戸外で十分に日に当てるようにします。暑さに強いので、特に夏越しの対策をする必要はありません。
寒さにはやや弱いので、冬の寒風の当たらない日なたに植えつけるようにします。ハゴロモジャスミンは、寒さに当たることによって花芽が作られます。鉢植えの場合は、ギリギリまで寒さに当てて花芽がつくのを待ってから、0℃を下回る前に室内に移動すると良いです。
用土
ハゴロモジャスミンは、水はけと水もちの良い、腐植質に富んだ土を好みます。
庭植えの場合、植えつける2~3週間前に、腐葉土や堆肥などを混ぜ、よく耕しておきます。
土を配合する場合は、赤玉土1:鹿沼土1:腐葉土1の割合で配合をすると良いです。
市販の一般的な草花用培養土でも問題なく育つことができます。
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水やり
庭植えの場合、しっかり根づいたあとは、自然に降る雨だけで大丈夫です。真夏に晴天が続いて土が乾燥したときは、たっぷりと水やりをします。
鉢植えの場合、春と秋は土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。夏は水切れをさせないように注意が必要です。朝夕2回、水やりが必要になる場合もあります。過湿に弱いので、特に冬は乾かし気味に管理をします。
庭植えも鉢植えも、真夏に水やりをする場合、昼間に水やりをするとすぐにゆるま湯になってしまいます。株が弱ってしまう原因になるので、日中の暑い時間帯を避けて水やりをすることが大切です。
肥料
寒肥として、2月上旬から3月下旬に、緩効性化成肥料か固形の油かすを施します。生育期の前に肥料を与えることによって、新芽の成長を促すことができます。
お礼肥として、花後の5月下旬から6月下旬に、緩効性化成肥料を施します。花後に肥料を与えることによって、花を咲かせて消耗したエネルギーを補うことができます。
生育期間中の春から初秋にかけて、1週間~10日に一回を目安に、液体肥料を与えても良いです。冬は肥料を切らすようにします。
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ハゴロモジャスミンの育て方
植えつけ
ハゴロモジャスミンの植えつけの適期は、寒さが過ぎて成長が始まる3月下旬から4月中旬、または9月下旬から10月下旬です。
根が切れやすいので注意して植えつけをします。
誘引
ハゴロモジャスミンはつる性植物なので、フェンスやトレリスに絡ませたり、鉢植えであんどん仕立てにしたり、好みの姿で楽しむことができます。生育期はつるの伸びるスピードが早いので、こまめに誘引をすると良いです。
花がら摘み
ハゴロモジャスミンの咲き終わった花は、こまめに摘み取るようにします。風通しを良くすることによって、病害虫の予防につながります。
剪定
ハゴロモジャスミンは、秋から冬に翌年の花芽がつくられます。そのため、花後なるべく早い時期、遅くても9月上旬までには剪定を行うようにします。わきから出たつるを間引くように切り取ります。
全体を切り戻すように強く剪定すると、翌花の花が咲かなくなってしまうので、注意が必要です。
生育期間中、茂りすぎて樹形が乱れるような場合は、込みあっている箇所の不要な枝を取り除くようにすると良いです。
ふやし方
ハゴロモジャスミンは、挿し木で増やすことができます。挿し木の適期は9月頃です。
Photo Galley




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