綿毛に覆われたような白い葉の感触が柔らかく、モフモフの葉の手触りが癒しを与えてくれるラムズイヤー。
「子羊の耳」の名の通り、まるで子羊のぬいぐるみを触れているような、とても心地よい感触です。
葉には香りがあり、観賞用ハーブとして人気があります。また美しい白い葉は、カラーリーフとしても重宝します。
初夏には、長く伸びた花茎につける、薄紫色の穂状の小花を楽しむこともできます。
ラムズイヤーは生育が早く、地面を這うように伸びていくので、グランドカバーとしても育てることがでるハーブです。
ラムズイヤーの基本情報
引用元:みんなの趣味の園芸
園芸分類 草花、ハーブ 形態 多年草 原産地 オーストラリアを除く温帯、亜熱帯 草丈/樹高 30~80cm 開花期 5月中旬~7月 花色 紫、ピンク 栽培難易度(1~5) 3 耐寒性 強い 耐暑性 やや弱い
ラムズイヤーの栽培環境
日当たり・置き場所
ラムズイヤーは、日当たりと風通しの良い場所を好みます。
夏の高温多湿に弱いため、梅雨から夏にかけては、西日と雨の当たらない、半日陰の涼しい場所に置くと良いです。庭植えの場合は、木陰になるような場所に植えるか、鉢上げをして管理をすると安心です。
一方、寒さには強いので、戸外で冬越しをすることができます。ただし、霜が降りるような場合は、株元をマルチングしてあげると安心です。
用土
ラムズイヤーは、水はけと通気性の良い土を好みます。
庭植えの場合は、植えつける1~2週間前に、腐葉土や堆肥などを混ぜ、よく耕しておきます。酸性の土を嫌うので、苦土石灰を混ぜ込んでから植えつけると良いです。
土を配合する場合は、水はけを良くするために、赤玉土6:腐葉土3:軽石1の割合で配合をします。
市販の一般的な草花用培養土を利用すると便利です。
㈱花ごころさんの培養土を使用しています。
◆花も野菜も上手にできる「特選有機花ごころ培養土」
通気性・排水性に優れていて、なおかつ保水力も良好です。効き目が穏やかで肥効効果の長い肥料が配合されているので、元肥を混ぜる手間なく、すぐに使用することができます。天然有機のフカフカな土がとても扱いやすいです。
水やり
庭植えの場合は、根付いたあとは、自然に降る雨だけで大丈夫です。
鉢植えの場合は、乾かし気味に管理をし、土の表面が乾いてからたっぷりと水やりをします。
肥料
庭植えの場合は、植えつけの時に元肥として、腐葉土や堆肥などをよく混ぜ込んでおけば、追肥を与えなくても育つことができます。
鉢植えの場合は、生育期に液体肥料を与えると良いです。
ハイポネックス(HYPONeX)さんのハイポネックス原液とリキダスを使用しています。
ハイポネックス原液は肥料、リキダスは活力剤です。ともに、さまざまな植物に与えることができ、初めてでも安心して使用することができます。希釈して使用するのでお財布にも優しいです。
ラムズイヤーの育て方
植えつけ
ラムズイヤーの植えつけの適期は、3月上旬から5月下旬か、9月中旬から10月下旬とされています。
ラムズイヤーは這うようにふえていくので、株間を十分にとって植えつけると良いです。庭植えの場合は、40~50cmほど株間をとるようにします。
花がら摘み
ラムズイヤーの咲き終わった花は、花茎のつけ根から切り取ります。
ラムズイヤーはドライフラワーとして楽しむことができます。ドライフラワーにする場合は、咲き終わるまで待たずに、開花まもなくの花穂を切り取ると良いです。
切り戻し
ラムズイヤーは、生育が旺盛なため、姿が乱れたときは、切り戻しをすると良いです。切り戻しをすることによって、新しい芽が出て草姿をきれいにすることができます。
ラムズイヤーは高温多湿が苦手で蒸れに弱いため、梅雨は特に株元の風通しを良くすることが大切です。草丈の半分くらいまで切り戻したり、混みあった枝を間引いたりすることによって、株の風通しが良くなり、蒸れを防ぐことができます。
花芽を切ってしまうことがあるので、大きな切り戻しは、花後に行うと良いです。
植え替え
庭植えの場合は、大株に育って株が混み合ってきたら、蒸れを防ぐために、株分けを兼ねて掘りあげて植えなおしてあげます。
鉢植えの場合も、鉢がいっぱいになったら、株分けを兼ねて植え替えをしてあげると良いです。
庭植えの場合も鉢植えの場合も、株が蒸れないようにすることが大切です。
ふやし方
ラムズイヤーは、株分け・挿し芽・タネまきで増やすことができます。
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