涼しげな美しい斑入りの葉が魅力的なアメリカヅタ。
秋に赤く紅葉した葉もまた、とても美しいです。
冬には落葉しますが、葉色の美しい変化に四季を感じることができる植物です。
つる性なので、ハンギングにしたり、トレリスに誘引して楽しむことができます。
アメリカヅタの基本情報
形態 | つる植物 | 原産地 | 北アメリカ |
草丈/樹高 | 1000cm~ | 栽培難易度(1~5) | 1 |
耐寒性 | 強い | 耐暑性 | 強い |
アメリカヅタの栽培環境
日当たり・置き場所
アメリカヅタは、日当たりを好みますが、強い西日にあたると葉焼けをおこしてしまうので、夏は半日陰に置くと良いです。
日当たりの悪い場所でも育てることはできますが、葉色が悪くなったり、紅葉しないことがあります。
用土
アメリカヅタは、水はけと保水性の良い、肥沃な土を好みます。
市販の培養土でも問題なく育ちますが、腐葉土をすき込んでおくと良いです。
肥沃な土というのは、「無数の微生物(カビとか細菌とか)が生育していて養分のバランスが整っている土」のことです。
引用元:一般社団法人食品経営支援協議会
㈱花ごころさんの培養土を使用しています。
◆ピンピン育つ「観葉植物の土」
観葉植物は葉を楽しむものなので、葉色が美しくツヤがあることが重要です。光合成を助け、葉の色が良くなるマグネシウムが配合されているので、美しい葉色を楽しむことができます。
また軽くて扱いやすく、元肥が入っているので肥料を配合する手間もありません。手間なく観葉植物の栽培を楽しむことができます。
水やり
アメリカヅタは、適度な湿度を好みます。
ただし、水やりをし過ぎると、根腐れをしてしまうので、注意が必要です。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。
庭植えの場合は、自然に降る雨だけで大丈夫です。
肥料
春、芽吹く前に、腐葉土や堆肥をすき込んで土質を改善しておけば、追肥を施す必要はありません。
緩効化成肥料を与える場合は、春と秋に置き肥をします。
アメリカヅタの育て方
剪定
アメリカヅタは、まきツルの先端にある吸盤で、壁などに吸着して這うように成長していきます。
成長すると取り外すのが難しくなるため、壁面緑化を考えていない場合には、適期剪定をすることが必要です。
夏の生育期には良く茂るので、剪定をすることによって、姿を整えたり風通しを良くすることができます。
秋に紅葉した葉は、冬に落ちていきます。葉がすべて落ちたら、育てたい大きさまで切り戻しをして休眠をさせてあげます。
植え替え
アメリカヅタの植え替えは、春か秋に行います。
根をいじられるのを嫌うので、根を崩さずに植え替えをした方が良いです。ただし、根が回っている場合は、そっとほぐして、枯れた根や傷んだ根を切り取ります。
植え替え後は、たっぷりと水やりをします。
ふやし方
アメリカヅタは挿し木で増やすことができます。
根をいじられるのを嫌うので、株分けはしない方が良いです。
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