黄・オレンジ・赤などのビビットな花色が魅力で、夏を元気に彩るガイラルディア。
ガイラルディアは、春の終わりごろから秋まで次々と花を咲かせてくれるので、長い期間花を楽しむことができます。また、一重咲きや八重咲きなどの品種があり、さまざまな花姿を楽しむこともできます。花が咲き終わったあとまん丸の花芯もポンポンのようでまた可愛らしいです。
ガイラルディアには品種によって、一年草のテンニンギクと多年草のオオテンニンギクがあります。多年草のガイラルディアは、耐寒性があるので、一度植えつければ翌年も花を楽しむことができます。
ガイラルディアは、暑さにも寒さにも強く、丈夫で育てやすい植物です。気温の影響を受けにくいので、庭植えでも鉢植えでも、1年を通して屋外で育てることができます。
ガイラルディアの栽培環境
日当たり・置き場所
ガイラルディアは、日当たりと風通しの良い場所を好みます。
日当たりが悪いと、花付きが悪くなったり、徒長して風で倒れやすくなることがあります。
暑さ・寒さに強いですが、多湿は苦手なので、株が蒸れないように注意が必要です。
用土
ガイラルディアは、水はけの良い土を好みます。
庭植えの場合、水はけが悪いようなら、腐葉土を混ぜ込んで水はけを良くしておきます。
鉢植えの土を配合する場合は、一般的な赤玉土7:腐葉土3の割合で配合をします。水はけを良くするために、少量の軽石や鹿沼土を混ぜると良いです。
市販の一般的な草花用培養土でも十分に育てることができます。
㈱花ごころさんの培養土を使用しています。
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通気性・排水性に優れていて、なおかつ保水力も良好です。効き目が穏やかで肥効効果の長い肥料が配合されているので、元肥を混ぜる手間なく、すぐに使用することができます。天然有機のフカフカな土がとても扱いやすいです。
水やり
ガイラルディアは、乾燥した環境を好みます。
庭植えの場合、しっかり根づいたあとは、自然に降る雨だけで大丈夫です。ただし、晴天が続いて土が乾燥したときは、たっぷりと水やりをします。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いてから、鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと水やりをします。真夏は、日中に水やりをすると水が熱湯になってしまうので、早朝と夕方に水やりをするようにします。
肥料
植えつけをするときに元肥として緩効性化成肥料を施します。
ガイラルディアは次々と花を咲かせるため、開花期は多くのエネルギーを必要とします。即効性のある液体肥料を10日~2週間に1回与えてあげると良いです。
ハイポネックス(HYPONeX)さんのハイポネックス原液とリキダスを使用しています。
ハイポネックス原液は肥料、リキダスは活力剤です。ともに、さまざまな植物に与えることができ、初めてでも安心して使用することができます。希釈して使用するのでお財布にも優しいです。
ガイラルディアの育て方
植えつけ
ガイラルディア植えつけの適期は、3~4月と9~10月です。
蒸れに弱いので、株と株の間隔を広めに取るようにして植え付けをすると良いです。
花がら摘み
ガイラルディアの花びらが散ったあとのポンポンのような花芯は、とても可愛らしいですが、こまめに摘み取るようにします。
花がらを摘み取ることによって、タネを作ることに栄養が取られるのを防ぐことができ、株の体力を消耗せずに済みます。
また、花がらや枯葉をこまめに摘み取ることによって、風通しをよくすることができ、病害虫の予防にもつながります。
切り戻し
大きく育ちすぎて、株の形がくずれてきたら、切り戻しをして形を整えてあげます。
梅雨入り前に切り戻しをすることによって、株の蒸れを防ぐことができます。
また、夏までに切り戻しをすることによって、秋にはバランスの良い草姿で花を楽しむことができます。
多年草のガイラルディアは、晩秋になり、花が一通り咲き終わったら、株元まで切り戻しをします。春になると新芽が芽吹き始めます。
植え替え
ガイラルディアの植え替えの適期は、植えつけと同じ春(3~4月頃)と秋(9~10月)です。
庭植えの場合は、植え替えの必要はありません。大株に育って、日当たりや風通しが悪くなった場合は、株分けをかねて植え替えをしてあげると良いです。
鉢植えの場合は、根詰まりを起こし、水切れしやすくなるので、毎年植え替えをしてあげると良いです。
ふやし方
多年草の品種は、株分けと挿し芽で、一年草の品種は、タネまきで増やすことができます。
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