三日月のようなぷっくりとした葉の形と、垂れ下がる姿がなんとも可愛らしいルビーネックレス。
茎が紫色で、秋冬には全体的に紫色っぽく紅葉します。
秋には黄色い小さな花を次々と咲かせ、花も楽しませてくれます。
ルビーネックレスの基本情報
園芸分類 | 多肉植物 | 生育型 | 冬型 |
花径 | 1~1.5cm | 原産地 | 南アフリカ |
花色 | 黄色 | 開花期 | 10月~4月 |
耐寒性 | やや弱い | 耐暑性 | 強い |
ルビーネックレスの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりの良い南東でハンギングにしています。真夏、直射日光がほぼ一日中当たる場所ですが、耐暑性があるので、問題なく成長しています。
冬もしっかりと日当たりを確保し、寒さにあてることで、綺麗な紅葉が進みやすくなります。
用土
㈱花ごろこさんの培養土を使用しています。
◆根が傷まない「さぼてん多肉植物の土」
軽石ベースで排水性に非常に優れています。この土だけで多肉植物が良く根を張ってくれます。土というよりは砂に近いです。小粒の白い土は見た目もオシャレで、化粧石いらずです。
スリット鉢で使用する際は、スリットから土が流れ出てしまうので、スリットがある鉢の底部には「観葉植物の土」を使用し、多肉植物の土が流れ出るのを防いでいます。
水やり
ルビーネックレスは乾燥に強く過湿に弱いので、土が完全に乾いてから水やりをします。
排水性に優れた用土とスリット鉢を使用し、ハンギングにする場合は、過湿状態になることはほとんどありません。雨ざらしでも大丈夫です。むしろ真夏はすぐに土が乾いてしまうので、1日に1回を目安に、午前中のなるべく早い時間に水やりをします。
冬は休眠期になるので、断水気味に管理をします。
肥料
10月~3月 | |
・緩効性化成肥料の場合 | 2ヶ月に1回施します。 |
・液体肥料の場合 | 月に2回施します。 |
ハイポネックス(HYPONeX)さんのハイポネックス原液とリキダスを使用しています。
ハイポネックス原液は肥料、リキダスは活力剤です。ともに、さまざまな植物に与えることができ、初めてでも安心して使用することができます。希釈して使用するのでお財布にも優しいです。
生育期は週に1回を目安に、水やり代わりにハイポネックスとリキダスを一緒に与えています。
ルビーネックレスの育て方
植え替え
株が混み合って鉢がパンパンになっていたり、土が古く生育の悪い状態であれば植え替えをします。
剪定・切り戻し
葉が混み合っていたり、姿が乱れていたら、適宜切り戻しをします。
節の少し上2~3cmくらいの位置でカットします。節のすぐ上に生長点があり、そこから新芽が出てきます。根元から5~10cmほどまで思いきって剪定しても大丈夫です。生育旺盛な時期に剪定すれば、すぐに新芽が出て切り口を隠してくれます。
ふやし方
ルビーネックレスは、挿し芽・茎伏せで増やすことができます。
土挿しで増やす方法
葉の付いた茎を5~10cmほどカットして挿し穂を用意します。湿らせた用土に挿し穂を寝かせ、軽く土をかぶせておくと発根します。
用土は、挿し芽種まきビギナーにも扱いやすい「さし芽種まきの土」を使用すると良いでしょう。
根が出ている茎を挿し穂にすると成功率がグンとあがります。
酷暑の時期は根が出づらいので避けた方が良いです。
水挿しで増やす方法
葉の付いた茎を5cmほどカットして挿し穂を用意します。
節から根が出るので、必ず節を水に浸けるようにします。
4~5日ほどで発根します。
充分発根したら育苗ポットに植え付けます。
用土は、㈱花ごころさんの「さし芽種まきの土」を使用しています。挿し芽種まきビギナーでも扱いやすいです。
しっかり根付くまで、腰水で管理します。
腰水とは、水を張った受け皿や容器に、直接鉢を浸して、鉢底(底面)から給水させる方法です。
触ってみて、根がしっかりと張っている手ごたえを感じられるようになったら、腰水を終えます。
栽培用の土で、鉢に植え付けをします。
茎伏せ(圧条法)で増やす方法
茎伏せ(圧状法)は、横に寝た茎の一部を土に触れさせて、発根を促す方法です。この方法が、最も簡単で確実だと思います。
新しい鉢と土を用意します。
鉢を隣に並べ、伸びた茎を土に寝かせます。
カットしていないので、親株からの栄養が途切れることがなく安心です。
茎を触ってみて手応えを感じるようになり、新芽が出てきたら根付いている証拠です。
親株からツルを切り離して、それぞれの鉢を独立させてあげましょう。
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