赤と白の花びらが交互し、可憐で優しい色合いが美しいペパーミントスティック。
紫に染まった中心部はシックな雰囲気で、赤・白・紫の花色がとても美しいです。
一般的な園芸品種のチューリップは、花が大きく華やかで、咲き方も一重咲きや八重咲きなどがあり、さまざまな魅力を楽しむことができます。
地植えで球根の夏越しが難しく、掘りあげる必要があるため、一年草扱いとする場合があります。
一方、原種系チューリップは、草丈が低く花も球根も小さいので「ミニチューリップ」とも呼ばれています。大輪のチューリップとは違った、ナチュラルな雰囲気と可愛らしさが魅力です。
掘りあげなくても夏越しができるので、植えっぱなしでOK! 丈夫で育てやすい植物です。
ペパーミントスティックの基本情報
園芸分類 | 球根 | ||
形態 | 多年草 | 植えつけ | 10月~11月(紅葉が見ごろを迎えるころ) |
草丈/樹高 | 10~20cm | 開花期 | 4月~5月 |
花色 | 白地に赤 | 栽培難易度(1~5) | 1 |
耐寒性 | 強い | 耐暑性 | 普通 |
ペパーミントスティックの栽培環境
日当たり・置き場所
ペパーミントスティックは、日当たり・風通し・水はけの良い場所を好みます。
冬の寒さに当たることで開花をするので、冬でも戸外で管理をします。
用土
ペパーミントスティックは、水はけがよく肥沃な土を好みます。一般の草花用培養土でも問題なく育てることができます。
㈱花ごころさんの培養土を使用しています。
◆花も野菜も上手にできる「特選有機花ごころ培養土」
通気性・排水性に優れていて、なおかつ保水力も良好です。効き目が穏やかで肥効効果の長い肥料が配合されているので、元肥を混ぜる手間なく、すぐに使用することができます。天然有機のフカフカな土がとても扱いやすいです。
水やり
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。
水切れをすると花が咲かなくなるので、冬でもたっぷりと水やりをします。
花が終わったあとも球根の成長が続くので、葉が枯れるまでしっかりと水やりを続けます。
庭植えの場合は、自然に降る雨だけで大丈夫です。
ただし、晴天が続いて土が乾燥したときは、たっぷりと水やりをします。
肥料
ペパーミントスティックは、花も球根も小さいので、肥料も少し与えるだけで十分です。
根が肥料に直接触れると傷む場合があるので、土を配合して作る場合の元肥は、緩効性化成肥料を土に混ぜ込まず、土の表面に施すようにします。
芽が出たら、葉が枯れるまでは、月1回を目安に、液体肥料を水やり代わりに与えるようにします。
ハイポネックス(HYPONeX)さんのハイポネックス原液とリキダスを使用しています。
ハイポネックス原液は肥料、リキダスは活力剤です。ともに、さまざまな植物に与えることができ、初めてでも安心して使用することができます。希釈して使用するのでお財布にも優しいです。
ペパーミントスティックの育て方
植えつけ
ペパーミントスティックの植えつけの適期は、10月~11月頃です。
朝晩の気温が低くなり、紅葉が見ごろを迎えるころを目安にすると良いです。
尖った方を上にして、球根の向きをそろえて植えつけます。
球根の向きをそろえることによって、葉の出る方向をそろえることができます。
植えつけの間隔は球根1個分、植えつけの深さは球根3個分を目安にすると良いです。
花がら摘み
ペパーミントスティックの咲き終わった花は、花首からこまめに摘み取ります。
咲き終わった花をそのままにしておくと、タネを作ることに栄養を取られてしまいます。
花がらを摘み取ることによって、栄養を球根に送り、球根の成長を促すことができます。
葉は自然に枯れるまで切り取るのはNGです!
花が終わったあとも、葉を茂らせることによって光合成をし、球根の成長を促します。
葉を切り取ってしまうと、球根に栄養を蓄えることができなくなるので、葉が自然に枯れるまでは、切り取らないようにします。
植え替え・掘りあげ
ペパーミントスティックは、植え替えの必要はなく、植えっぱなしで育てることができます。
2~3年経ち、花つきが悪くなってきたら、球根を掘りあげて、植え替えをしてあげると良いです。
掘りあげの適期は、葉が黄色くなって枯れ始める頃です。完全に枯れる前、葉のある状態で球根を掘りあげれば、球根の位置が分かりやすく、球根を傷つけずに掘りあげることができます。
掘りあげた球根は、土を落として、枯れた葉や根を取り除きます。2~3日ほど日陰でよく乾かします。植えつけるまで、ネットなどに入れて、風通しの良い涼しい日陰で管理をします。
ふやし方
ペパーミントスティックは、分球で増やすことができます。
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