葉に独特の強い香りがあるヘンルーダ。
黄色い花は、ひとつひとつは小さいですが、一度にたくさんの花が咲くので、ナチュラルな美しさがあります。
「ルー」や「コモンルー」とも呼ばれるハーブで、虫よけの効果があることで知られています。
また、猫が柑橘系の香りを嫌うことから、「ネコヨラズ(猫寄らず)」としても知られています。
ヘンルーダの基本情報
園芸分類 | 草花、ハーブ | ||
形態 | 低木 | 原産地 | ヨーロッパ南部 |
草丈/樹高 | 50cm~1m程度 | 開花期 | 6月~7月 |
花色 | 黄 | 栽培難易度(1~5) | 2 |
耐寒性 | 強い | 耐暑性 | 強い |
ヘンルーダの栽培環境
日当たり・置き場所
ヘンルーダは、日当たりと乾燥した環境を好みます。
冬越し・夏越し共に、過湿に気をつければ、とくに対策を必要としないので、とても丈夫で育てやすい植物です。
用土
ヘンルーダは、水はけの良い環境を好みます。
㈱花ごころさんの培養土を使用しています。
◆花も野菜も上手にできる「特選有機花ごころ培養土」
通気性・排水性に優れていて、なおかつ保水力も良好です。効き目が穏やかで肥効効果の長い肥料が配合されているので、元肥を混ぜる手間なく、すぐに使用することができます。天然有機のフカフカな土がとても扱いやすいです。
水やり
ヘンルーダは乾燥した環境を好むので、土の表面が乾いてから、たっぷりと水やりをします。
葉が少ししなってから水やりするくらいでも大丈夫です。
冬は水やりを減らし、乾かし気味に管理をします。
肥料
ハイポネックス(HYPONeX)さんのハイポネックス原液とリキダスを使用しています。
ハイポネックス原液は肥料、リキダスは活力剤です。ともに、さまざまな植物に与えることができ、初めてでも安心して使用することができます。希釈して使用するのでお財布にも優しいです。
2週間に1回を目安に、水やり代わりにハイポネックスとリキダスを一緒に与えています。
ヘンルーダの育て方
切り戻し
ヘンルーダは過湿を嫌うので、梅雨入り前に必ず切り戻しをします。切り戻しをすることによって、株元の風通しが良くなります。
また、夏の高温多湿の時期にも、適宜切り戻しをし、株元の風通しを良くしてあげます。
植え替え
ヘンルーダは生育旺盛なので、1年に1度、植え替えをすると良いです。
植え替えをするときに、株分けをして植え直すことによって、株を増やすこともできます。
ふやし方
ヘンルーダは、挿し木・タネまき・株分けで増やすことができます。
病害虫
ヘンルーダはミカン科なので、アゲハチョウが好む植物です。アゲハチョウが卵を産み、幼虫に葉を食べつくされてしまったことがあります。
病害虫はほとんど発生しないと言われていますが、大量のコナジラミが発生したことがあります。コナジラミは乾燥を好む害虫なので、発生しないよう定期的に葉水をすると良いです。
いずれの場合も、大きく切り戻しをすることによって、1週間ほどで回復することができました。
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