密に茂った葉の間から、細長い花茎がたくさん伸びて、ポンポンのようなかわいらしい花を咲かせるアルメリア。
海辺の砂浜に自生していることと、かんざしのような花を咲かせることから「ハマカンザシ(浜簪)」とも呼ばれています。
たくさんの花を咲かせるので、鉢植えにしても庭植えにしても、とても明るく彩ってくれます。
蒸れに気をつければ育てやすい植物です。
アルメリアの基本情報
引用元:みんなの趣味の園芸
園芸分類 草花、山野草 形態 多年草 原産地 ヨーロッパ、北アフリカなど(北半球に多い) 草丈/樹高 5~60cm 開花期 3月~5月 花色 赤、ピンク、白 栽培難易度(1~5) 2 耐寒性 強い 耐暑性 強い(蒸れには弱い)
アルメリアの栽培環境
日当たり・置き場所
アルメリアは、日当たりを好みます。
寒さ・暑さには強いですが、蒸れには弱いので、風通しの良い場所で育てるようにします。
用土
アルメリアは水はけの良い土を好みます。
市販の培養土にパーライトや鹿沼土を混ぜ込むと良いです。
㈱花ごころさんの培養土を使用しています。
◆花も野菜も上手にできる「特選有機花ごころ培養土」
通気性・排水性に優れていて、なおかつ保水力も良好です。効き目が穏やかで肥効効果の長い肥料が配合されているので、元肥を混ぜる手間なく、すぐに使用することができます。天然有機のフカフカな土がとても扱いやすいです。
水やり
アルメリアは乾燥に強いですが、蒸れに弱いので、水やりは控えめの方が良いです。
ただし、植え付け直後は水切れをしないように注意が必要です。
庭植えの場合は、根付いてからは特に水やりの必要はありません。
鉢植えの場合は、生育期と開花期に、土の表面が乾き始めたら、たっぷりと水やりをします。開花後は、過湿にならないように乾燥気味に育てます。
肥料
10月から11月と3月から4月に施し、高温期に肥料分が残らないようにしておきます。置き肥、液体肥料のどちらでもよく、秋は緩効性のもの、春は速効性のものが便利です。
引用元:みんなの趣味の園芸
ハイポネックス(HYPONeX)さんのハイポネックス原液とリキダスを使用しています。
ハイポネックス原液は肥料、リキダスは活力剤です。ともに、さまざまな植物に与えることができ、初めてでも安心して使用することができます。希釈して使用するのでお財布にも優しいです。
生育期と開花期は、週に一回を目安に、水やり代わりにハイポネックスとリキダスを一緒に与えています。
アルメリアの育て方
植え替え
アルメリアは蒸れに弱いので、鉢植えの場合は毎年植え替えをします。適期は10月~11月です。
庭植えの場合も、株が育ってくると株元が蒸れやすくなるので、株分けを兼ねて植え替えをするようにします。
花がら摘み
タネができると株が弱ってしまいます。
タネを採らない場合は、花が終わったら早めに、花茎ごと切り取るようにします。
ふやし方
アルメリアは、株分け・挿し芽・タネまきで増やすことができます。
株分けをする場合は、分けた株それぞれに太い根がつくようにすることが大切です。
害虫
アルメリアには、害虫の被害はほとんどありません。
ただし、大きく育った株をそのままにしておくと、株元が蒸れてヤスデやキセルガイが大量に発生します。
ヤスデもキセルガイも落ち葉などを食べてくれるお掃除屋さんですが、虫が苦手な人は注意が必要です。
(キセルガイは巻貝なので、正式には貝類です。)
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