緑色の葉に白色の斑が入った細く爽やかな葉が広がるオリヅルラン。
春から秋にかけて、ランナーの節から可愛らしい白い花を咲かせます。オリヅルランの小花は、朝咲いて夜にはしぼんでしまう貴重な一日花です。
花後の花茎には、可愛らしい子株がつきます。子株が折り鶴のように見えることから、オリヅルラン(折鶴欄)と名付けられたそうです。
オリヅルランの基本情報
引用元:みんなの趣味の園芸
園芸分類 観葉植物 形態 多年草 原産地 アフリカとインドを
中心とした熱帯草丈/樹高 5~30cm 栽培難易度(1~5) 1 耐寒性 やや弱い 耐暑性 強い
オリヅルランの栽培環境
日当たり・置き場所
オリヅルランは日当たりを好むので、室内でも室外でも、日当たりのよい環境で育ててあげると良いです。
夏の直射日光に当たると葉焼けしやすいため、真夏は午前中だけ日が当たる東側で、ハンギングにしています。
寒さに弱く、耐寒温度は3℃ほどなので、それ以下の気温になると、地上部の葉が茶色く枯れて(黒く溶けて)しまいます。けれども根が生きていれば、春になると新芽が出てきてくれます。
冬も美しい葉色を楽しみたい場合は、室内の明るい場所に置いて育ててあげると良いです。
用土
㈱花ごころさんの培養土を使用しています。
◆ピンピン育つ「観葉植物の土」
観葉植物は葉を楽しむものなので、葉色が美しくツヤがあることが重要です。光合成を助け、葉の色が良くなるマグネシウムが配合されているので、美しい葉色を楽しむことができます。
また軽くて扱いやすく、元肥が入っているので肥料を配合する手間もありません。手間なく観葉植物の栽培を楽しむことができます。
水やり
オリヅルランの根は、水分をたっぷりと蓄えられるように太く発達しています。
乾燥に強いですが、春から秋の生育期にはたくさん水を吸収して乾きやすいです。土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えるようにします。
乾燥に強いので、冬は土の表面が乾いてから数日後に水やりをします。冬に水を与えすぎると、必要以上に水を吸ってしまい、根が凍結する危険があるため注意が必要です。
追肥
春から秋の生育期 | |||
・緩効性化成肥料の場合 | 2ヶ月に1回、置き肥します。 | ||
・液体肥料の場合 | 1週間~10日に1回、、水やりがわりに施します。 |
室内で育てる場合、有機肥料を与えるとコバエが発生しやすくなるので、化成肥料を与える方が良いです。
ハイポネックス(HYPONeX)さんのハイポネックス原液とリキダスを使用しています。
ハイポネックス原液は肥料、リキダスは活力剤です。ともに、さまざまな植物に与えることができ、初めてでも安心して使用することができます。希釈して使用するのでお財布にも優しいです。
生育期は週に一回を目安に、水やり代わりにハイポネックスとリキダスを与えています。
オリヅルランの育て方
植え替え
成長が早く、太い根がぐんぐん伸びて株も大きくなるので、根づまりしやすいです。真夏をのぞいた5月~9月に毎年植え替えをします。
ふやし方
株分けや子株で簡単に増やすことができます。
株分けで増やす方法
大きく成長した株で株分けをします。
根から土をよく落として、一株に芽が3つ以上つくように株を切り分けます。
切り分けた株を、それぞれ株にあったサイズの鉢に植えつけます。
子株で増やす方法
葉の数が8枚以上ついている子株を、まずはランナーの根元からカットします。さらにそれぞれの子株をランナーから切り取ってはずします。
子株の根元を水挿しにして根が張るのを待ちます。透明の容器に挿すと涼しげなオリヅルランの鑑賞を楽しむことができます。
すでに初根している子株は、水挿しにしなくても、そのまま土に植え付けて大丈夫です。
コメント