ピンクやオレンジなどの明るい花色で冬を彩るカランコエ。
カランコエは、花のバリエーションが豊富で、一重咲き・八重咲き・釣鐘型などがあり、可愛らしい花を咲かせてくれます。多肉質のぷっくりとした葉も魅力です。
カランコエは、水やりの頻度が少なくても元気に育ち、病害虫にも強いため、丈夫で育てやすい多肉植物です。
カランコエ(多肉植物)の基本情報
引用元:みんなの趣味の園芸
園芸分類 観葉植物、多肉植物 形態 多年草、低木(種類による) 原産地 アフリカ(マダガスカルを含む)、中東、アジア 草丈/樹高 5cm~(花茎を含まず) 開花期 11月~6月(種類による) 花色 白、赤、ピンク、オレンジ、黄、緑 栽培難易度(1~5) 2 耐寒性 やや弱い~弱い(種類による) 耐暑性 強い
カランコエ(多肉植物)の栽培環境
日当たり・置き場所
多肉植物は、日当たりと風通しの良い場所を好みます。
カランコエの生育型は夏型で、暑さに強く、夏も屋外で旺盛に生育をします。一方、寒さに弱いので、冬の休眠期は室内に取り込みます。5℃以上を保てる、日当たりの良い明るい室内で管理をすると良いです。
カランコエは短日植物なので、日が短くなる冬に開花をします。花を咲かせる場合、夜はできるだけ光が当たらないところに置くようにします。
用土
カランコエは、水はけの良い土を好みます。
㈱花ごろこさんの培養土を使用しています。
◆根が傷まない「さぼてん多肉植物の土」
軽石ベースで排水性に非常に優れています。この土だけで多肉植物が良く根を張ってくれます。土というよりは砂に近いです。小粒の白い土は見た目もオシャレで、化粧石いらずです。
スリット鉢で使用する際は、スリットから土が流れ出てしまうので、スリットがある鉢の底部には「観葉植物の土」を使用し、多肉植物の土が流れ出るのを防いでいます。
水やり
カランコエは乾燥に強い多肉植物です。水のやり過ぎは根腐れの原因になるので、注意が必要です。
春から秋は、土の表面が乾いてから、たっぷりと水やりをします。夏も生育期なので、水を欲しがりますが、日中に水やりをすると水がお湯になってしまうので、早朝か夕方に水やりをするようにします。
冬の休眠期は、水をあまり必要としないので、水やりを控えます。暖房が効いた室内で育てる場合は、葉が乾燥するので、月に1~2回、葉水を与えると良いです。用土は断水しても大丈夫です。
肥料
カランコエは、春と秋に、緩効性化成肥料を与えるか、1週間~10日に1回を目安に液体肥料を与えると良いです。
ハイポネックス(HYPONeX)さんのハイポネックス原液とリキダスを使用しています。
ハイポネックス原液は肥料、リキダスは活力剤です。ともに、さまざまな植物に与えることができ、初めてでも安心して使用することができます。希釈して使用するのでお財布にも優しいです。
カランコエ(多肉植物)の育て方
植え替え
カランコエの植え替えは、生育期ならいつでもできますが、生育期の初め4月~6月頃が適期です。
株が混み合って鉢がパンパンになっていたり、土が古く生育の悪い状態であれば植え替えをします。1~2年に1回を目安に、植え替えをすると良いです。
花茎切り
花を咲かせていると株が弱ってしまうので、満開になる前に、花茎から切り取るようにします。
根元から10cmほどの位置、葉のつけ根の2~3mm上で切り落とします。
切り取った花芽は水挿しにして、鑑賞を楽しんでください。
剪定
カランコエの剪定の適期は、植え替えと同じ4月~6月頃です。
根元から10cmほどの位置、葉のつけ根の2~3mm上で切り戻しをします。切り戻し剪定をすることによって、株の風通しが良くなり、病害虫の予防にもつながります。
カランコエは生育旺盛なので、思い切って剪定しても大丈夫です。
ふやし方
カランコエは、株分け・挿し芽・葉挿しなどで増やすことができます。
葉の縁にできる不定芽で増やす方法が最も簡単です。
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