芝のように茎が広がり、桜のような花が咲く芝桜。
地面を覆いつくすように広がる芝桜は、グランドカバーに最適です。
お花の絨毯のように一面に花が咲く様子は、グランドカバーとしてだけではなく、鉢植えでも楽しむことができます。
暑さ・寒さに強く、病気や害虫にも強いので、蒸れに気を付ければとても育てやすい植物です。
芝桜の基本情報
引用元:みんなの趣味の園芸
園芸分類 草花 形態 多年草 原産地 北アメリカ 草丈/樹高 20~100cm(茎の長さ) 開花期 4月上旬~5月下旬(開花期間は1~2週間ほど。地域により異なる) 花色 紫、ピンク、白、青、複色 栽培難易度(1~5) 2 耐寒性 普通~強い 耐暑性 普通~強い
芝桜の栽培環境
日当たり・置き場所
芝桜は「日当たり」「風通し」「水はけ」の良い場所を好みます。
暑さ・寒さには強いですが、多湿を嫌うので、蒸れないように育ててあげます。
用土
芝桜は乾燥に強いですが、多湿に弱いので、水はけの良い土が適しています。
㈱花ごころさんの培養土を使用しています。
◆花も野菜も上手にできる「特選有機花ごころ培養土」
通気性・排水性に優れていて、なおかつ保水力も良好です。効き目が穏やかで肥効効果の長い肥料が配合されているので、元肥を混ぜる手間なく、すぐに使用することができます。天然有機のフカフカな土がとても扱いやすいです。
水やり
芝桜は乾燥に強いので、頻繁な水やりは必要ありません。
多湿を嫌うので、水をやり過ぎると根腐れの原因になります。
土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。
肥料
芝桜は、あまりたくさんの肥料を必要としません。
ハイポネックス(HYPONeX)さんのハイポネックス原液とリキダスを使用しています。
ハイポネックス原液は肥料、リキダスは活力剤です。ともに、さまざまな植物に与えることができ、初めてでも安心して使用することができます。希釈して使用するのでお財布にも優しいです。
生育期は週に一回を目安に、水やり代わりにハイポネックスとリキダスを一緒に与えています。
芝桜の育て方
剪定
株が大きくなり茎が混んでくると、株元が蒸れて茶色く枯れてきます。
花が終わる梅雨のころ、夏入り前に剪定をします。
剪定をすることによって、風通しをよくし、株元の蒸れを防ぐことができます。
草丈が半分くらいになるように剪定をします。
株元まで刈り込んでしまうと芽が出てこなくなるので、刈り込み過ぎないように気を付けます。
剪定してから1ヶ月ほどすると、新芽が出てきます。
目土
成長して、茎が土から浮き上がってきたら、目土を入れてあげます。
土に触れた茎の節の部分から、新しい根が伸びてきます。
目土をすることによって、茎の乾燥を防ぎ、発根を促すことができます。
茎の下半分くらいが埋まるまで土をかぶせるようにします。
ふやし方
芝桜は、挿し芽・株分けで増やすことができます。
挿し芽
茎が5~10cmになるよう、切り口を斜めにしてカットします。
切り口を斜めにすることによって、吸水面を広くすることができます。
剪定した茎を挿し穂として利用すると良いです。
下の部分の葉を半分ほど取り除きます。
利き手と反対の手で茎を優しく持ち、利き手を茎の中ほどにあて、葉の流れに逆らうように茎をなでると、簡単に茎から葉が外れます。
挿し芽用の土を育苗ポットに入れて、あらかじめ湿らせておきます。
挿し穂を挿しやすくするために、用土に割り箸などで穴を開けておきます。
開けた穴に挿し穂を3~5本挿します。
そっと土をよせて、開けた穴を塞ぎます。
発根するまで水切れに注意をして管理をします。
2~3週間ほどで発根します。
十分根が張ったら鉢に植え替えをします。
株分け
花が終わる梅雨の頃、剪定と一緒に株分けをしてあげると良いです。
株分けをすることによって、高温多湿による株の蒸れを防ぐことができます。
暑さがおさまる9月~10月頃にも株分けをすることができます。
新しい根が張るまで、水切れに注意をして管理をします。
株分けの手順
1. 鉢(プランター)から取り出します。
スコップなどを鉢と土の間に入れ、ぐるっと一周してから、上下に揺らすと取り出しやすくなります。
2. 茎が5~10本くらいになるように縦に切り分けていきます。
3. 古い根と土を落とします。
4. 茎の下半分が土に埋まるように植え付けます。
植え付けたら、たっぷりと水やりをします。
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