明るく鮮やかな花色と、つやのある緑色の葉が魅力のサンパラソル。
サンパラソルは、サントリーフラワーズさんが育種したマンデビラの改良品種です。
開花期間が長く、初夏から晩秋まで、トロピカルな雰囲気を楽しむことができます。
サンパラソルは、夏の暑さと乾燥に強いため、育てやすい夏を彩る植物のひとつです。
サンパラソルの基本情報
サンパラソル | クライミングサンパラソル(中輪系) | クライミングサンパラソル(大輪系) | |
開花期 | 5~10月 | 4~10月 | 5~10月 |
花径 | 7~8cm | 7~8cm | 10~11cm |
つるの長さ | 1.5m前後 | 2m前後 | 3m前後 |
花色 | 赤、ピンク、白、アプリコット | 赤、ピンク、白 | 赤、白、ピーチオレンジ |
特徴 | つるが伸びにくく支柱なしでも育てられる | 小さなスペースでもアレンジを楽しめる | 大輪の花と大きく伸びるつるがグリーンカーテンに最適 |
サンパラソルの栽培環境
日当たり・置き場所
サンパラソルは、お日様が大好きです。半日以上、日光の当たる屋外で育てるようにします。
日当たりが足りないと、花が咲かなかったり、葉が黄色くなってしまうことがあります。
用土
サンパラソルは、水はけが良く、肥沃な土を好みます。
市販の一般的な草花用培養土でも十分に育てることができます。
㈱花ごころさんの培養土を使用しています。
◆花も野菜も上手にできる「特選有機花ごころ培養土」
通気性・排水性に優れていて、なおかつ保水力も良好です。効き目が穏やかで肥効効果の長い肥料が配合されているので、元肥を混ぜる手間なく、すぐに使用することができます。天然有機のフカフカな土がとても扱いやすいです。
水やり
サンパラソルは、乾燥した環境を好みます。水のやり過ぎは根腐れの原因となるので、注意が必要です。
水やりは、土がしっかり乾いてから与えるようにします。乾燥気味に管理をすることによって、新しい根の成長を促すことができます。
真夏は日中の暑い時間帯を避けて水やりをすることが大切です。花に水がかかると傷んでしまうので、株元に水を与えるようにします。
追肥
サンパラソルは、たくさんの花を咲かせるので、定期的に追肥をするようにします。
月1回を目安に緩効性肥料を与え、1週間に1回を目安に液体肥料も与えると良いです。
ハイポネックス(HYPONeX)さんのハイポネックス原液とリキダスを使用しています。
ハイポネックス原液は肥料、リキダスは活力剤です。ともに、さまざまな植物に与えることができ、初めてでも安心して使用することができます。希釈して使用するのでお財布にも優しいです。
サンパラソルの育て方
植えつけ
サンパラソルの植えつけの適期は、4~6月です。
サンパラソルの根は、よく張り、生育も早いです。鉢植えの場合は、深めの鉢に植えつけると良いです。
支柱立て
サンパラソルは、つるがゆっくり伸びるため、支柱がなくてもボサ仕立てで楽しむことができます。
クライミングサンパラソルは、つるがよく伸びるため、植えつけの時に支柱を立てるようにします。つるは、反時計回りに絡ませて誘引するようにします。固定はしなくても大丈夫です。
摘心・切り戻し
サンパラソルは、つる性の植物なので、摘心・切り戻しは必要ありません。
たくさんの花をつけるために、つるは切らずに誘引して伸ばすようにします。
花がら摘み
サンパラソルの咲き終わった花は、こまめに摘み取るようにします。
花がらを摘み取ることによって、病害虫の予防にもつながります。
冬越し
サンパラソルは冬の寒さに弱く、冬越しが難しいため、一年草扱いとされています。
冬越しをする場合は、霜が降りる前、夜の気温が5℃を下回る頃を目安に室内に取り込むようにします。室内の日当たりの良い場所に置くようにします。
冬の間は生育がゆっくりなので、水やりは控え目にし、土の表面が乾いてから与えるようにします。肥料は必要ありません。
無事に冬越しできたら、木質化が進み、立派な株になります。春になり新芽が出始めたら、ひと回り大きな鉢に植え替えると良いです。よりたくさんの花を咲かせ、豪華な彩りを楽しむことができます。
コメント