花びらのフリルが可憐で、甘く爽やかな香りが魅力のスイートピー。
英名の「Sweet Pea」は甘い・香りのよいマメ科の植物を意味しています。
スイートピーの甘く爽やかな香りにちなんで、和名では「ジャコウエンドウ(麝香豌豆)」と呼ばれているそうです。
麝香(じゃこう)は雄のジャコウジカの腹部にある香嚢(ジャコウ腺)から得られる分泌物を乾燥した香料、生薬の一種である。ムスク(英: musk)とも呼ばれる。
引用元:Wikipedia
スイートピーの基本情報
引用元:みんなの趣味の園芸
園芸分類 草花 形態 一年草または宿根草 原産地 イタリア・シチリア島 草丈/樹高 15~300cm 開花期 4月下旬~6月中旬(春咲き品種) 花色 白、赤、ピンク、紫、オレンジ、複色 栽培難易度(1~5) 2 耐寒性 普通~やや弱い 耐暑性 弱い
スイートピーの栽培環境
日当たり・置き場所
スイートピーは、日当たりと風通しの良い環境を好みます。
寒さにはやや弱いので、冬場はマルチングをしてあげると良いです。
用土
スイートピーは、排水性・保水力の良い土が適しています。
㈱花ごころさんの培養土を使用しています。
◆花も野菜も上手にできる「特選有機花ごころ培養土」
通気性・排水性に優れていて、なおかつ保水力も良好です。効き目が穏やかで肥効効果の長い肥料が配合されているので、元肥を混ぜる手間なく、すぐに使用することができます。天然有機のフカフカな土がとても扱いやすいです。
水やり
スイートピーは過湿を嫌うので、乾かし気味に管理をします。
土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。
開花する春には生育旺盛になり、土が乾きやすくなるので、水切れをしないように注意が必要です。
肥料
ハイポネックス(HYPONeX)さんのハイポネックス原液とリキダスを使用しています。
ハイポネックス原液は肥料、リキダスは活力剤です。ともに、さまざまな植物に与えることができ、初めてでも安心して使用することができます。希釈して使用するのでお財布にも優しいです。
生育期には、2週間に1回を目安に、水やり代わりにハイポネックスとリキダスを一緒に与えています。
スイートピーの育て方
タネまき
スイートピーのタネまきの適期は、10月中旬から11月下旬です。
硬実種子なので、半日~1日かけて水を吸わせて、ふくらんだタネだけを選びます。
成熟した種子で,しかも外的条件が発芽に好適でありながら,種皮が硬く水分を通過させないため発芽できない性質をもつ種子をいう
引用元:コトバンク
20~25cmの間隔で、1穴に3~4粒ずつ点まきをし、1cmほど土をかぶせます。
スイートピーは直根性で植え替えを嫌うので、育苗ポットへタネまきするよりも、植えたい場所に直接タネをまいた方が良いです。
スイートピーはマメ科の植物なので、連作を嫌います。前年とは違う場所に植えるようにします。
本葉が2~3枚出たら、元気な芽を1本だけ残して、地際から切り取り間引きをします。
摘芯
発芽後、茎が7~8節伸びたら、摘芯をします。
摘芯をすることによって、脇芽が伸び、花数が多くなります。
花がら摘み
花の色があせてきたら、こまめに花がらを摘み取ります。
タネができる前に花がらを摘み取ることによって、新しい花に栄養を送ることができます。
誘引
つるが絡み始める前に、支柱やトレリスを立てて誘引をします。
フェンスに絡ませても良いです。
ふやし方
スイートピーはタネまきで増やすことができます。
サヤが茶色くなったらタネを採ります。
採ったタネは乾燥保存をし、適期にタネまきをします。
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