赤と緑のコントラストでクリスマスシーズンを彩るポインセチア。
日本では鉢植えで見かけることが多く草丈も低く小さなサイズですが、原産地のメキシコでは地植えで数メートルほどに大きく育つそうです。
花びらのように見える赤や白に色づいた部分は「苞(ほう)」と呼ばれ、本当の花ではありません。苞の中心部にある黄色い部分が本当の花で、苞は花を守るためにあるそうです。
ポインセチアの基本情報
引用元:みんなの趣味の園芸
園芸分類 草花 形態 低木 原産地 メキシコの山地 草丈/樹高 10~60cm 栽培難易度(1~5) 3 耐寒性 弱い 耐暑性 やや弱い
ポインセチアの栽培環境
日当たり・置き場所
熱帯地域の植物なので寒さに強くありません。冬は室内の日当たりの良い場所に置きます。日光を好むので、春の訪れを感じる3月頃から、生育期の終わる10月までは屋外に置き、しっかりと日に当ててあげます。
用土
㈱花ごころさんの培養土を使用しています。
◆ピンピン育つ「観葉植物の土」
光合成を助け、葉の色が良くなるマグネシウムが配合されているので、美しい葉色を楽しむことができます。また軽くて扱いやすく、元肥が入っているので配合の手間もありません。手間なく栽培を楽しむことができます。
水やり
乾燥には強く、過湿を嫌うので、乾かし気味に管理します。土が湿っているうちは水を与えないようにします。
生育期は、土が乾いたらたっぷりと水やりをします。土が乾燥しやすい夏の時期は、葉がしおれている様子であれば、1日2回の水やりが必要になることもあります。
冬に生育が休止しているときは、水を吸う力が低下しています。根腐れを予防するために、特に水やりを控えめにします。寒さに弱い植物は、体内の水分量を減少させることで、凍結から身を守っています。土が湿っているのに葉がしおれている場合は、水切れではなく寒さでしおれている状態なので、暖かい場所へ移動させてあげましょう。
追肥
開花期(11月~1月) | 冬の寒さに弱いポインセチアは生育を止めているので、肥料を吸収できず、肥料によって根が傷みます。この期間は肥料を施しません。 |
生育期(2月~10月) | 5月~7月は液体肥料を1週間~10日に1回、2月~4月と8月~10月は緩効性の固形肥料を月に1回施します。 |
ハイポネックス(HYPONex)さんのハイポネックス原液とリキダスを使用しています。
ハイポネックス原液は肥料、リキダスは活力剤です。ともに、さまざまな植物に与えることができ、初めてでも安心して使用することができます。希釈して使用するのでお財布にも優しいです。
冬の室内に置いている期間は、1~2週間に一度、水やり代わりにリキダスのみを与えています。
屋外に置いている期間は、葉のしおれ具合をみながら、週に一回を目安に、水やり代わりにハイポネックスとリキダスを一緒に与えています。
ポインセチアの育て方
植え替え
日の当たる室内で管理をしていると、冬の間でも生育をし続けます。暖かくなった3~4月に植え替えをすると良いです。
春に植え替えをするときは、一緒に切り戻しもしましょう。株の3分の1程度を残すようにます。目安は、株元から2~3節の位置です。節の少し上でカットすれば、葉が一枚もついていなくても大丈夫です。
剪定
切り戻し剪定をしないと、株の上部からしか新芽が出ずに腰高な株になってしまします。伸びすぎた株を整えるためにも切り戻し剪定は必要です。また、枝を短く切り戻すことによって、新しい芽や花に養分が行き渡りやすくなります。
剪定は必要に応じて、春と夏の2回行うと良いです。春は切り戻し剪定、夏は間引き剪定の位置づけです。間引き剪定は、混みあっている枝をカットすることで、株の内部が蒸れるのを防ぎます。春に切り戻し剪定をしたところから2~3cm上をカットするようにします。
ふやし方
ポインセチアは挿し木で増やすことができます。
切り戻しをしたときの枝を利用すると良いです。
ルートンなどの発根促進剤をつけて土に挿します。
切り口からでる白い樹液は毒性があり、肌が弱い人はかぶれますので、触らないように注意が必要です。
短日処理
日本でポインセチアを自然に真っ赤にするには短日処理といって敢えて人工的に暗い時間を長くしてやる必要があります。
短日処理(たんじつしょり)は9月~11月までの3カ月間夕方5時から朝の8時までポインセチアに段ボールか布をかけ1日も欠かしてはいけません。1日でも忘れるとやり直しです。花芽が付くころまで行います。
引用元:家庭菜園インフォパーク
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