丸みを帯びた花弁が可愛らしく、色とりどりの花色が魅力のチューリップ。
「咲いた♪咲いた♪」の童謡で親しまれ、春の花として最も有名な花ではないでしょうか。
花が大きく華やかで、咲き方も一重咲きや八重咲きなどがあり、さまざまな魅力を楽しむことができます。
和名で鬱金香(うこんこう)と呼ばれるチューリップは育てやすく、身近で親しみやすい植物です。
チューリップの基本情報
引用元:みんなの趣味の園芸
園芸分類 球根 形態 多年草 原産地 中央アジア~北アフリカ 草丈/樹高 10~70cm 開花期 3月下旬~5月上旬(開花期間は1~2週間)、原種の開花は3月から。 花色 白、赤、ピンク、オレンジ、黄、緑、紫、黒、複色 栽培難易度(1~5) 1 耐寒性 強い 耐暑性 -(休眠)
チューリップの栽培環境
日当たり・置き場所
チューリップは、日当たりの良い場所を好みます。
冬の寒さに当たることで開花をするので、冬でも戸外で管理をします。
用土
チューリップは、水はけがよく肥沃な土を好みます。
一般の草花用培養土でも問題なく育てることができますが、腐葉土を混ぜてあげると良いです。
㈱花ごころさんの培養土を使用しています。
◆花も野菜も上手にできる「特選有機花ごころ培養土」
通気性・排水性に優れていて、なおかつ保水力も良好です。効き目が穏やかで肥効効果の長い肥料が配合されているので、元肥を混ぜる手間なく、すぐに使用することができます。天然有機のフカフカな土がとても扱いやすいです。
水やり
チューリップの球根は、植えつけたあと、土の中で根を伸ばして成長していきます。そのため、冬の間も水を必要とします。水切れをすると花が咲かなくなるので、注意が必要です。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。庭植えの場合は、自然に降る雨だけで大丈夫です。ただし、晴天が続いて土が乾燥したときは、たっぷりと水やりをします。
花が終わったあとは、球根が肥大する時期です。葉が枯れるまでしっかりと水やりを続けます。
肥料
チューリップは肥料を特に必要としませんが、肥料を与えたほうが、成長を促し、花色を鮮やかにすることができます。
元肥として緩効性化成肥料を少量与えます。ただし、元肥が配合されている培養土を使用する場合は必要ありません。
芽が出てから花が咲くまで、液体肥料を月に2回を目安に水やりがわりに与えるようにします。
ハイポネックス(HYPONeX)さんのハイポネックス原液とリキダスを使用しています。
ハイポネックス原液は肥料、リキダスは活力剤です。ともに、さまざまな植物に与えることができ、初めてでも安心して使用することができます。希釈して使用するのでお財布にも優しいです。
チューリップの育て方
植えつけ
チューリップの植えつけの適期は、10月~11月頃です。
朝晩の気温が低くなり、紅葉が見ごろを迎えるころを目安にすると良いです。
尖った方を上にして、球根の向きをそろえて植えつけます。
球根の向きをそろえることによって、葉の出る方向をそろえることができます。
植えつけの間隔と深さは、球根2個分を目安にすると良いです。
花がら摘み
花弁が散る前に、花首から摘み取ります。
散った花弁を落ちたままにしておくと病気の原因となってしまうので、こまめに取り除くようにします。
掘りあげ
チューリップの球根は、植えっぱなしにすると夏の暑さで腐りやすいので、掘りあげて管理をします。
掘りあげの適期は、葉が黄色くなり、球根の皮が茶色くなり始めた頃です。球根を傷つけないように掘りあげます。
掘りあげた球根は、土を落とし、すぐに自然乾燥をさせます。植えつけるまで、ネットなどに入れて、雨の当たらない風通しの良い涼しい日陰で管理をします。
ふやし方
チューリップは、分球で増やすことができます。
掘りあげた球根に子球がついていたら、手で取り外して分球をします。
小さな子球を植えても開花しないことがありますが、植えつけて球根を肥大させていけば、翌年に開花する可能性もあります。
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