純白のレースで編んだような繊細な花が美しく、清楚でナチュラルな雰囲気が魅力のオルラヤ。
繊細な雰囲気をもつオルラヤですが、その反面、こぼれ種でよく増える強健さを持っています。
オルラヤは、日本の高温多湿の夏に弱く夏越しが難しいので、一年草扱いとされます。一年草と割り切って花を咲かせて放っておくと、こぼれ種で増えてくれるので、毎年花を楽しむことができます。
オルラヤの基本情報
引用元:みんなの趣味の園芸
園芸分類 草花 形態 一年草扱い(短命な多年草) 原産地 地中海地域からトルコ 草丈/樹高 60~100cm 開花期 4月~6月 花色 白 栽培難易度(1~5) 1 耐寒性 強い 耐暑性 弱い
MEMO
白いレースのような繊細で清楚な美しい花
葉も細やかで、シダのように観賞価値がある
多花性でたくさんの花を上げ春から真夏近くまで長く咲き、切り花にも良い
基本的に1~2年草扱いだが、こぼれダネでよく殖えるので毎年楽しめるDATA
引用元:おぎはら植物園
- 花期;春~夏
- 草丈;約 60cm
- 耐寒性;強
- 日照;日向~やや半日陰
- 原産地;ヨーロッパ
オルラヤの栽培環境
日当たり・置き場所
オルラヤは、日当たりと風通しの良い場所を好みます。
夏の暑さがとても苦手なので、この時期は半日陰で管理をすると良いです。
用土
オルラヤは、水はけの良い土を好みます。
庭植えの場合、水はけが悪いようなら、腐葉土を混ぜ込んで水はけを良くしておきます。
鉢植えの土を配合する場合は、一般的な、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で良いです。
市販の一般的な草花用培養土でも十分に育てることができます。
㈱花ごころさんの培養土を使用しています。
◆花も野菜も上手にできる「特選有機花ごころ培養土」
通気性・排水性に優れていて、なおかつ保水力も良好です。効き目が穏やかで肥効効果の長い肥料が配合されているので、元肥を混ぜる手間なく、すぐに使用することができます。天然有機のフカフカな土がとても扱いやすいです。
水やり
オルラヤは、過湿を嫌います。
庭植えの場合、根が張ったあとは、自然に降る雨だけで大丈夫です。真夏に晴天が続いて土が乾燥したときは、たっぷりと水やりをします。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いてからたっぷりと水やりをします。
肥料
オルラヤは、肥料をあまり必要としません。
肥料を与え過ぎると、葉ばかりが茂ってしまい、花つきが悪くなってしまいます。
植えつけをするときに元肥として緩効性化成肥料を施せば、追肥の必要はありません。
オルラヤの育て方
植えつけ
オルラヤは直根性なので、太い根を傷つけてしまうと、うまく根付かなくなってしまいます。
購入した苗を植えつけるときは、購入後できるだけ早く植えつけると良いです。
根を傷つけないように気を付けて、根鉢を崩さずに植えつけるようにします。
花がら摘み
タネを取らない場合は、咲き終わった花を、花茎から摘み取るようにします。花がらを摘み取ることによって、次の花が咲きやすくなります。こまめに摘み取ることによって、長い期間、花を楽しむことができます。
タネを取る場合は、初夏を過ぎる頃から花がら摘みを控えるようにします。
ふやし方
オルラヤは、タネまきで増やすことができますが、こぼれ種でもよく増えます。
タネまきの適期は、9月~10月頃です。
ポットに2~3粒まいて、薄く土をかぶせます。本葉が4~5枚程度になったら、育てたい場所へ植えつけをします。
環境が合えば、直まきでも大丈夫です。
コメント