春から初夏にかけて可愛らしい青い小花を一面に咲かせるベロニカ オックスフォードブルー。
ベロニカはたくさんの品種があり、立性で穂状の花を咲かせるものと、這性で小花を咲かせるものがあります。
オックスフォードブルーは、地を這うように成長する這性のベロニカです。宿根草ですが、秋には葉が銅色に紅葉し、冬にも落葉しないので、1年を通してグランドカバーになってくれます。
小さな青い花が株全体に咲くので、グランドカバーとしてだけではなく、花壇・鉢の縁取りや、ハンギングにして楽しむこともできます。
耐寒性・耐暑性ともに強く、一度根付けば特別なお世話も必要ないので、とても育てやすい植物です。
オックスフォードブルーの基本情報
園芸分類 | 草花 | ||
形態 | 多年草 | 原産地 | ヨーロッパ |
草丈/樹高 | 5~20cm | 開花期 | 3月~6月 |
花色 | 青 | 栽培難易度(1~5) | 2 |
耐寒性 | 強い | 耐暑性 | 強い |
オックスフォードブルーの栽培環境
日当たり・置き場所
オックスフォードブルーは、日当たりと風通しの良い場所を好みます。
環境に適応するので、半日陰でも育てることができますが、日当たりが良い場所の方が、花つきが良くなります。
用土
鉢植えの場合は、市販の草花用培養土で問題なく育ちます。
㈱花ごころさんの培養土を使用しています。
◆花も野菜も上手にできる「特選有機花ごころ培養土」
通気性・排水性に優れていて、なおかつ保水力も良好です。効き目が穏やかで肥効効果の長い肥料が配合されているので、元肥を混ぜる手間なく、すぐに使用することができます。天然有機のフカフカな土がとても扱いやすいです。
庭植えの場合は、排水性の良い土に植えつけます。
堆肥や腐葉土を混ぜ込みます。排水が良くない土の場合には、さらにパーライトなどを混ぜ込むことによって、排水性を改良します。
水やり
オックスフォードブルーは、乾燥に強く、過湿を嫌います。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら、たっぷりと水やりをします。冬の水やりは、土の表面が乾いて数日経ってから与えるようにし、乾燥気味に管理をします。
庭植えの場合は、自然に降る雨だけで大丈夫です。ただし、夏に晴天が続いて土が乾燥したときは、たっぷりと水やりをします。
肥料
オックスフォードブルーは、植え付けるときに、緩効性化成肥料を施せば、追肥はほとんど必要ありません。
生育が悪いときに肥料を施す場合は、春と秋に緩効性化成肥料を与えるか、生育期間中に液肥を月に2~3回与えると良いです。
ハイポネックス(HYPONeX)さんのハイポネックス原液とリキダスを使用しています。
ハイポネックス原液は肥料、リキダスは活力剤です。ともに、さまざまな植物に与えることができ、初めてでも安心して使用することができます。希釈して使用するのでお財布にも優しいです。
オックスフォードブルーの育て方
植えつけ
オックスフォードブルーの植えつけは、3月~4月と9月~11月が適期です。
地を這うように成長するするので、株と株の間を30~40cm程度あけて植えつけると良いです。
適量の液体肥料を混ぜた水にポットを漬け込んでから植えると、植えつけ後の根の発育を促すことができます。
植え替え
オックスフォードブルーは、成長が早く根がよく張るので、1年に1度植え替えをして、根詰まりするのを防ぐようにします。
適期は、植えつけと同じ3月~4月と9月~11月です。
庭植えの場合は、植え替える必要はありません。
ただし、株が込み合って生育が悪くなっている場合には、掘り上げて株分けをすると良いです。
剪定
オックスフォードブルーは多湿が少し苦手なので、花が終わる頃、梅雨入り前に、草丈の半分くらいまで切り戻しをします。
切り戻しをすることによって、株元の蒸れを防ぐことができます。
ふやし方
オックスフォードブルーは、株分け・挿し芽で増やすことができます。
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