小さな可愛らしい花を次々と咲かせ、可憐で繊細な雰囲気をもつガウラ。
ガウラの花が風に揺れると、白い蝶が舞っているように見えることから、「白蝶草(ハクチョウソウ)」とも呼ばれています。
ひとつの花は3日ほどで終わってしまいますが、次々と蕾をつけるので、長い期間にわたって花を楽しむことができます。
繊細な雰囲気をもつガウラですが、こぼれ種で自然に増えるほど丈夫で、暑さ寒さに強く、とても育てやすい植物です。
ガウラの基本情報
引用元:みんなの趣味の園芸
園芸分類 草花 形態 多年草 原産地 北アメリカ 草丈/樹高 30~150cm 開花期 5月~11月(秋咲き種もある) 花色 赤、ピンク、白、複色 栽培難易度(1~5) 1 耐寒性 強(半耐寒性のものもある) 耐暑性 強
ガウラの品種
ガウラには様々な品種があり、草丈が1m以上になる高性種と、30~50cmほどの矮性種があります。
高性種は花壇の後方に、矮性種は花壇の中ほどや鉢植えに向いています。
フェアリーズソング
MEMO
ピンク、銅葉のコンパクトな改良種
普通種の半分ほどの草丈にまとまり、びっしりと咲き揃う姿の美しいガウラ
普通種同様に長期間咲き続け、性質も丈夫で放任でもよく咲くDATA
引用元:おぎはら植物園
- 花期;初夏~初冬
- 草丈;約 40cm
- 耐寒性;強
- 耐暑性;強
- 日照;日向
- 原産地;北アメリカ
ベインズフェアリー
MEMO
今のところ最もコンパクトな改良種
普通種の半分ほどの草丈にまとまり、びっしりと咲き揃う姿の美しいガウラ
普通種同様に長期間咲き続け,性質も丈夫で放任でもよく咲く
花は紅をさす白花DATA
引用元:おぎはら植物園
- 花期;初夏~初冬
- 草丈;約 40cm
- 耐寒性;強
- 耐暑性;強
- 日照;日向
- 原産地;北アメリカ
ガウラの栽培環境
日当たり・置き場所
ガウラは、日当たりと風通しの良い場所を好みます。
半日陰の場所でも育てることができますが、日当たりが足りないと花つきが悪くなることがあります。
少なくても半日以上、日が当たる場所に置くと良いです。
ガウラは、耐暑性も耐寒性も強いので、一年を通して屋外で育てることができます。
用土
ガウラは、水はけの良い土を好みます。
庭植えの場合は、植えつける1~2週間前に、腐葉土や堆肥などを混ぜ、よく耕しておきます。
鉢植えの土を配合する場合は、一般的な、赤玉土(小粒)7:腐葉土3の割合で良いです。
市販の一般的な草花用培養土でも十分に育てることができます。
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水やり
庭植えの場合は、自然に降る雨だけで大丈夫です。真夏に晴天が続いて土が乾燥したときは、たっぷりと水やりをします。
鉢植えの場合は、土の表面が乾いてきたらたっぷりと水やりをします。株の蒸れを防ぐために、株の上からではなく、株元に水を与えるようにします。
肥料
庭植えの場合は、植えつけの時に腐葉土や堆肥などをよく混ぜ込んでおけば、追肥を与えなくても育つことができます。
鉢植えの場合は、生育期間中、月に1回緩効性化成肥料を与えるか、10日に1回を目安に液体肥料を与えます。
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ハイポネックス原液は肥料、リキダスは活力剤です。ともに、さまざまな植物に与えることができ、初めてでも安心して使用することができます。希釈して使用するのでお財布にも優しいです。
ガウラの育て方
植えつけ
ガウラの植えつけの適期は、4~6月頃ですが、真夏をのぞけば、春から秋まで植えつけをすることができます。しっかり根づくまでは、水切れに注意が必要です。
摘心
ガウラは4月頃に、先端の新芽を摘み取る「摘心」をおこないます。摘心をすることによって、わき芽が出て、花数を増やすことができます。
花がら摘み
ガウラの花は、3日ほどで終わってしまいますが、次々と花を咲かせてくれます。咲き終わった花は、こまめに摘み取るようにします。
また、花がらを残したままだと、病気や害虫の原因になってしまうので、花がらはこまめに摘み取ることが大切です。
切り戻し
開花期間中は適宜、切り戻しをします。
切り戻しをすることによって、新しい茎が伸び花を咲かせてくれます。
生育期に株が込み合い風通しが悪くなると、病害虫の原因になってしまいます。草丈の半分から1/3まで切り戻しをすることによって、風通しをよくしてあげると良いです。
また、花が終わり葉が枯れ始める11月頃、株元から10cmほど残して切り戻しをして冬越しをさせます。春になると再び成長が始まり新芽が出てきます。
植え替え
庭植えの場合は、植え替えの必要はありません。大株に育って込み合ってきたら、掘りあげて植えなおしてあげると良いです。
鉢植えの場合は、根詰まりをしやすいので、1~2年に1度は植え替えをします。適期は、植えつけと同じ4~6月頃です。
ふやし方
ガウラは、挿し芽・タネまき・株分けで増やすことができます。
挿し芽の適期は5月頃です。切り戻しをした茎を利用すると良いです。
タネまきの適期も5月頃です。こぼれ種で自然に増えるほど丈夫なので、育てたい場所に直接タネをまけば芽を出してくれます。
株分けの適期は4~6月頃です。植え替えと一緒に株分けをすると良いです。2~3芽つけて株を切り分け、それぞれを植え直します。
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